足の機能③(常識を疑ってみる)


岡山・美作のかしざき整骨院・整体院 柏崎武紀です。

 

前回は足のアーチのことを書きました。
その続き、足のアーチのお仕事を邪魔する物のお話。

 

足の機能②(各アーチのお仕事)

足の機能①(足底腱膜)

 

これ足の骨です。


足の骨は片足で28個。
両足で56個の骨で構成されています。
約200個あるという全身の骨の、約4分の1もの骨が足に集中しています。

 

見てみるとわかるように
小さな骨の集合体なんですね。

 

なぜこんなに小さな骨が集まっているのでしょう?

 

骨と骨が連結する部分を『関節』といいます。
一般的には肩関節や膝関節などの可動性のある連結をいいます。

当然、足の小さな骨の連結部分も『関節』です。
関節は基本的には動くものです(ここでは可動関節を指します)

 

なぜ小さな骨の集合体なのか?

 

足の骨は動く必要があるから

 

もう一回言いますね

 

なぜ足は小さな骨の集合体なのか?

 

足の骨は動く必要があるから

 

もし進化の過程で動く必要がなければ
ドラえもんの足ような『塊』となっているはずです。

 

その小さな骨たちがつくる
たくさんの関節の集合体が人間の足なんですね。

 

この関節たちがチームプレーのように連携して
お互いに補い合うように『動く』ことで足を機能させています。
足の機能①(足底腱膜)

 

足の機能②(アーチのお仕事)

 

そして足が動くことによって
効率よく機能できる型(かたち)がアーチ構造だと考えられます。

 

人間は2足歩行する動きのために3つのアーチができました(片足立ちのためとも言われています)
象は超重量を支える用のアーチ、馬は早く疾走する用のアーチが備わってます。

 

『型』が先ではなく『動く』から、型ができる。

 

その『動き』を邪魔されると
足は本来の機能を最大限に発揮することができません。

 

本来の機能とは簡単にいうと

 

✔ バランス保持機能(衝撃吸収安定力)

✔ バネ機能(推進力)

✔ 循環促進機能(第2の心臓)

 

その邪魔をすると考えているのが

 

シューズの形状(特に中のつくり)やその中敷き(インソール)だと僕は考えています

(当院でインソール作製後に捨てていかれた元のインソールの一部)

靴屋さんやあなたの玄関に並んでいるシューズのほとんどに
アーチをサポートするためとしてインソールが内蔵されていたり

シューズ自体が足にフィットするように細くなっていたり
土踏まずが盛り上がっている形状になっていると思います。

型(かたち)をきれいにするための形状
矯正具と同じ考えに近くないかなと思っています。

全く動かないわけではないけど下からの押し上げによって
足の動きは動かしにくくなってしまいます。

足の形に合わせてフィット感を重視するのが常識ですが
靴にフィットすればするほどアーチって動くんでしょうか?

接地するのは靴底
その靴底が足裏のアーチと同じ動きに変形してくれるかというと恐らくしません。

 

そのアーチの動きにくくなった状態で
子供の頃から歩き走っています。

 

足の機能(動き)の代わりを
靴がしてくれていますから生活には問題ない
でも弱ってしまうと考えています。

 

最近のアメリカ超有名メーカーの厚底ランニングシューズがいい例です。
衝撃吸収は厚い靴底がしてくれます。エアやゲルがこれを強化しています。

 

厚底ランニングシューズの武器は
厚底に反発するカーボンを独自の形状で仕込んであること。

 

「下り坂を走っているような感覚が得られます」

 

これってこんな感じ

 

 

ドクター中松のジャンピングシューズ

 

これは極端かもしれませんが
ニュアンスは同じなんじゃないかなと
僕には同じような感覚でした。すごいものです。

 

足の本来持っている機能をシューズにしてもらっている。
もしくは足の機能以上のことをシューズにしてもらっている。

 

シューズは路面から足を守る器だと考えています。
足が矯正される器ではなく、足が動きやすくかつ外部環境から守ってくれる器。

 

厚底がだめじゃなくて、カーボンがだめじゃなくて
足の動きを阻害する主にシューズ中の形状やインソールの形状に問題あるってことです。

 

使い古された言葉ですが

 

常識を疑え

 

足がもっと機能する(動く)ようになれば
もっと良い使い方ができると思っています。

 

世界記録や日本記録も更新されているから文句なし
といいたいところですが、、

 

いつか大きな反動が来ないかなって心配しています。

 

合う人には合うし、合わない人には合わない
合う人や必要な人が上手に使えばいいかな。

 

足の機能(動き)を復活させる
そのための運動や体操、靴選び、靴紐の結び方
常識とちょっと違うインソールや動きの指導を僕のところでは提供しています。

 

長文になってしまいました。
最後までお読みになっていただきありがとうございました。

 

(ちなみにアイキャッチ画像の赤ん坊の足は産まれて数分の息子の足裏です)
(母親のお腹の中しか蹴ったことのない足裏)

 

以下は、足の症例ブログです。


機能を上げた結果、型があとから付いてきた女性の話
扁平足と腰痛のサッカージュニアユース

後に日本代表合宿に招集されました。


病院でも原因不明だった足の捻挫グセがすぐに良くなった話
クセがすごい!(捻挫の・・)

その後は捻挫していないそうです。


足の機能を上げる靴紐の結び方
靴の履き方で思うこと

大切にしていることの一つです。



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