足の機能②(各アーチのお仕事)


岡山・美作のかしざき整骨院・整体院 柏崎武紀です

 

前回の”足底腱膜”の話の続きで
今回は足に備わっている3つのアーチのお話。

前回の記事 『足の機能①』

 

 

踵骨・第1中足骨(親指の付け根)・第5中足骨(小指の付け根)
この間に橋を架けるように弧を描いているのが足のアーチです。

 

踵骨ー第1中足骨・・・内側縦アーチ(土踏まず)

踵骨ー第5中足骨・・・外側縦アーチ

第1中足骨-第5中足骨・・・横アーチ(親指付け根と小指付け根の間)

 

このアーチがしっかり機能することで期待できること

 

☑ 姿勢が整う

 筋肉と関節の負荷を減らしケガを予防する

 少ない力で大きなパワーを出すことができる

 スポーツでのパフォーマンスの大幅な向上

 疲れにくくなる

 血液循環が上がり冷えにくくなる

 

上記のことを中心に他にも色んな良い事が期待できます。

 

それでは、この各アーチの機能を見ていきます。


内側縦アーチ(内側縦足弓)

まずは踵骨ー第1中足骨を走る内アーチ(土踏まず)

 

踵骨と親指の付け根(第1中足骨)を結んだ内側に位置している
足裏の3つあるアーチの中でも一番長いアーチです。

 

歩く時の衝撃吸収と蹴りだすのに大きな役割を持っています。
立っているときには、カラダの前後バランスを保持する役割もしています。

 

この内側アーチが崩れてしまうと
偏平足や外反母趾、足底筋膜炎、有痛性外脛骨

 

足の外返しや内股傾向が強くなり、
足の内側の靭帯などを痛めやすくなる傾向になります。

 

外側縦アーチ(外側縦足弓)

踵骨ー第5中足骨を走る外アーチ

 

踵骨と小指の付け根(第5中足骨)を結んだ外側に位置している
足裏の3つあるアーチの中で2番目に長いアーチです。

 

歩く時に踵から徐々にかかる荷重を受け止めたり、
足を親指の方に押し返す役割を持っています。
立っている時は、カラダの外側へのバランスを保持します。

 

この外アーチが崩れてしまうと
内反小指や足の内返しが強くなり、内アーチ(土踏まず)が過度に高くなる、
いわゆるハイアーチ(甲高)になり、カラダの外側への姿勢保持しにくくなります。

 

横アーチ(横足弓)

第1中足骨-第5中足骨を走る横アーチ

 

親指付け根と小指付け根を結んだ横に走る短いアーチです。

 

このアーチは外側と内側に荷重を移動させたり、
片足で左右のバランス保持の役割を果たしています。

 

この横アーチが崩れてしまうと
片足での左右バランス保持が難しくなるのと

 

内側縦アーチ、外側縦アーチの動きに制限をかけてしまい、
前後のバランスや歩行時の蹴りだし運動を弱めてしまいます。
また、荷重のかけ方に片寄り出るためにタコや魚の目が出やすくなります。


上記の3つのアーチがしっかり動くことによって
機能し体を安定させたり推進力を発揮したりしています。

 

しかしこのアーチがしっかり機能している人は少ないのが現状です。
プロスポーツ選手や成長期の子供たちもうまく使えていない人が多いのです。

 

実際、僕が見てきた人たちでこの足の機能が最大限に使えていた方はほぼいませんでした。
足以外のその他の部位の筋肉などで強力に補正しているような状態。
その中には医師や理学療法士、義肢装具士、一流プロ選手や一流トレーナーも含まれています。

 

使っていないのではなく
邪魔するものがあるために使えない状態で育ってきた。
なんとか使える範囲の足の機能を使って生活やプレーをしている。

 

僕はそう考えています。

 

では何が邪魔をしているのか?
それは、また次の記事に書きたいと思います。

 

最後までお読みになっていただきありがとうございました。



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