岡山・美作のかしざき整骨院・整体院　柏崎武紀です。

鹿児島出張2日目
講義のあと指導者の方々と懇親会へ。

鹿児島一の歓楽街天文館にある
郷土料理のお店に連れて行っていただきました。

『こんないい所はないですよ！』
今回お仕事を頂いた指導者の方が地元・鹿児島についてこういわれました。

人はいいし、なんせ食うものが何食べてもうまい！と
黒豚、黒毛和牛、薩摩地鶏、魚、米、野菜そしてお酒

厳選して頼んでいただいたもの全てがものすごく美味しかったです。
地元をここまで愛せる事に納得と感激しました。

楽しい時間を過ごす中で
僕が2日目に行くつもりにしていた『霧島神社』の話になりました。

そこもいいけど
行くなら『霧島東神社』に行ってみてくださいと。

地元の人が必勝祈願にわざわざ訪れるのはこっちだと。
かなりのパワースポットらしいんですね。
予定変更。迷わず行くこと決定！

『あっ!?やっぱ行っちゃダメだ！』

コーチの一人が急にこう言います。

『なんでですか？？行く気満々ですよ！』

僕が食い気味で聞き返します。

『火山、噴火してるから。。。！』

『・・・ですよね。。』

すぐ近くの新燃岳が噴火の真っ最中でした。。。
また次回にお参りしよう。

話の中でもうひとつパワースポットという括りではないけれど
訪れた方がいい場所として紹介されたのが

『知覧特攻平和会館』

念のためお伝えしておきますが、政治的思想や愛国心的な事などではなく
日本人のひとりとして過去にあった真実を知る意味で紹介され訪れました。

特攻隊についてはご自身で調べてみることをお勧めします。
僕は今まで調べもせず雰囲気でとらえていたことを反省しています。

当時のエリート兵である17歳前後の若者が命をかけて飛び立った場所です。

そこには当時17歳～30歳くらいまでの方たち(17歳～20歳が非常に多い)が遺した
特攻を前に父や母、子供たちに向けて書いた遺書や自分の代わりにと置いていった人形など
思いの塊のような品々が展示され、語り部の方が当時の事を偏りなくお話ししてくださいました。

そこにあった家族に向けた一通の遺書に僕は涙が止まらなくなりました。
沢山の遺書がある中、その遺書はすべてカタカナで書かれていました。

読みにくいかもしれませんが
目を通してみてください。

マサノリ、キヨコへ
チチハ、スガタコソミエズトモ、イツデモ、オマエタチヲミテイル。
ヨク、オカアサンノイイツケヲマモッテ、オカアサンニシンパイヲカケナイヨウニシナサイ。
ソシテ、オオキクナッタナラ、ジブンノスキナミチヲススミ、リッパナニッポンジンニナルコトデス。
ヒトノオトウサンヲウラヤンデハ、イケマセンヨ。マサノリ、キヨコノオトウサンハ、カミサマニナッテ、フタリヲズットミテイマス。フタリナカヨクベンキョウシテ、オカアサンノシゴトヲテツダイナサイ。
オトウサンハ、マサノリ、キヨコノオウマニナレマセンケレドモ、フタリナカヨクシナサイヨ。
オトウサンハ、オオキナジュウバクニノッテ、テキヲゼンブヤッツケタゲンキナヒトデス。
オトウサンニマケナイヒトニナッテ、オトウサンノカタキヲウッテクダサイ。
マサノリ、キヨコ、フタリヘ。チチヨリ。

29歳で特攻隊として亡くなられた
久野正信さんが2歳と4歳のお子さんに残したメッセージ。

学校に入ってまず最初に教わるのが『カタカナ』
少しでも早く思いが伝わるようにお父さんはこのように残したのだと思います。

もうね。無性に子供に会いたくなりました。
子供と起きて、一緒に手をつないで学校へ行き、自分が楽しいと思える仕事をし、好きな人に囲まれ話し、また子供と一緒に飯を食い、一緒に遊び、一緒に風呂に入り、川の字で一緒に寝る

当たり前に過ごせる一日がどれだけ幸せな事なのか。
今の当り前が、過去の日本ではどれだけ難しかった事なのか。

来る予定もなかったこの場所で
自分がどれだけ幸せな環境にいるのかを感じさせていただきました。

この場所に行くように強く勧めてくれた方達にも感謝です。

その後は思いっきり観光しました。
普段は休むことになぜか罪悪感を感じたり、なぜか焦りを感じてしまいます。
色んな意味で余裕が持てていないんでしょうね。
でも、今日は割り切って体を休めることにしました。
（ここの所、たしかに休めていなかったのもあります。。）

薩摩半島の最南端・長崎鼻