足の機能①(足底腱膜)


岡山・美作のかしざき整骨院・整体院 柏崎武紀です

レオナルドダヴィンチって知ってます?

この人がそのお方。

 

音楽・建築・数学・幾何学・生理学・動植物学・天文学・気象学・地質学
物理学・光学・力学・土木工学などのものすごい分野で後世に影響を与えた天才

 

芸術家として知っている方も多いと思いますが、解剖学にも深く関わっています。

実際に人体解剖を行い解剖図を自ら描写しています。

 

そんなダヴィンチがこんな言葉を残しています。

『足は人間工学上最大の傑作であり、そしてまた最高の芸術作品である。』

 

どういうことか?

 

『機能的にも、見た目的にも、まぁ~ホンマにようできとる』と言ってるんですね。

 

足には3つのアーチがあるのはご存知の方も多いと思います。

 

 

足の骨は片足で28個。両足で56個の骨で構成されています。
約200個あるという全身の骨。その約4分の1もの骨が足に集中しています。

 

 

人間は二足歩行を可能にするために3つの点で地面と接地しています。

 

その3つの点
踵骨・第1中足骨(親指の付け根の骨)・第5中足骨(小指の付け根)

この3つの骨で立つ事で、真っすぐ立つことが可能になり二足歩行ができるんですね。

 

踵骨ー第1中足骨・・・内側縦アーチ(土踏まず)

踵骨ー第5中足骨・・・外側縦アーチ

第1中足骨-第5中足骨・・・横アーチ(親指付け根と小指付け根の間)

 

縦に2つ、横に1つ、あるアーチには大切な役目があります。

 

✔ バランス保持機能(衝撃吸収安定力)

✔ バネ機能(推進力)

✔ 循環促進機能(第2の心臓)

 

この機能を活かしきれていない人が多くいます。
一流アスリートやトレーナーでも活かしきれていない事もしばしば。

 

筋力や体力は比べ物になりませんが
足の機能だけでいえば一般の人より機能が低下している場合もあります。

 

この3つのアーチがしなやかに動き機能を発揮するためには
その間を走る足底腱膜(足底筋膜)という繊維状の腱が動く必要があります

 

 

踵骨と親指・小指の間を扇状に張っているのが足底腱膜
この足底腱膜が衝撃の吸収や推進力を生むためにしっかり張れるようにできています

 

トラス機構・ウィンドラス機構と呼ばれています

 

図の上の絵【トラス機構】
着地時などの衝撃吸収を行うのに足底腱膜(赤い線)がしっかり張ります。

 

図の下の絵【ウィンドラス機構】
歩行時などに指を反らす動き(背屈)の時に足底腱膜(赤い線)が
巻き上げられしっかりと張ることでアーチが挙上するように働きます。

 

そしてこのメカニズムが働くことでアーチも機能します。
内側、外側、横、各アーチの機能についての説明は次回の記事に書きますね。

 

最後までお読みになっていただきありがとうございました



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