岡山・美作のかしざき整骨院・整体院 柏崎武紀です。
先日の岡山県北は雪がたくさん降り
雪かきを強いられる朝でした。
こんな感じ
これだけ寒くなってくると増えるのが、、
腰痛です。
1月の上旬に来られたAさん
昨年末に雪かきをしてからどうも腰の調子が悪くなり
年が明けてからも寒さで右腰が固まったような感じが抜けないとご来院。
お話をうかがうと、たしかに腰や
それに関連する脚の筋肉などにこわばりが強くありました。
そのなかで御本人が口ぐせのようにおっしゃっていたのが
『体重が増えたから』
『体重が増えたから、雪かきしたぐらいで腰が痛んだんだ』
『体重が増えたから治りが遅くなったんだ』
御本人は腰痛の原因は体重増加だと強く話されます。
どうも他所の治療院でそこを言及されて何も言えなかったそうです。
確かに体重増加は
腰への負担を増やします。
ただ体重が重い人がみんな腰痛持ちというわけではありません。
体重が軽い人だって腰痛持ちの方いらっしゃいます。
Aさん急激に体重が増えたわけじゃなく
年輪のごとく徐々に増えて若い頃に比べれば増加した感じ。
僕だって自慢じゃないですが20代後半から比べると
15kgは増えていることになりますが腰痛はありません。
Aさんのお話をよく聞くと
ここ数ヶ月で仕事の内容が変わりワークスタイルが変わったんですって。
今までは現場で動き回る作業だったのが
それがここ数ヶ月でデスクワークに変わりました。
更に上司の直ぐ側の席だから
気を抜くこともできないそう。。
このデスクワークがなかなか腰の負担を増やしてしまいます。
座ると楽なんじゃないの?
そう思われる方もおられると思います。
長時間歩き回った後などは座ることで負担を逃がすことはあります。
参考文献:【図解】腰痛学級 川上俊文・著
上の図は姿勢によってかかる腰への圧力を図解したものです。
立っているときに100%の負担が
中腰で荷物を持つことで225%まで跳ね上がります。
僕は荷物だけでなく長時間かかる重力だと説明しています。
そして座ることで負担は140%にまで減っています。
やっぱり座ると腰の負担減ってるじゃない!ってなります。
ただ、、これはまっすぐに座っている人のお話。
就職の面接でしかお目にかかれないくらいの背筋ピーンです。
普段の座り姿勢に多いのは
骨盤が後ろに倒れて背中を少し丸めて顎を上げてPCに向かう姿勢。
図の一番右端の絵の人。
座位で中腰で長時間重力がかかり続けている状態。負担は275%。
立位から見ると約3倍です。
これに左右差が必ずあります。
このAさんも片方の骨盤が下がり
それを補う座り方のため右の腰に負担の多くがかかっていました。
これを修正する整体と
それを維持するためのワーク
あと座り方ですね。
その人だけに向けた骨盤での座り方。
これだけでもかなり変わります。
3日空けた2回目の来院時にはコルセット外してました。
体重を減らすことはあったほうがいいと思います。
でもそれだけを原因にして腰痛治るの待ちましょうはちょっと違う気がしました。
もちろん座り方や、骨盤だけで全て解決するとも思っていません。
ただその人のライフスタイルを深く聞いて
それによって現れる姿勢などのクセはきちんと見るべきかなと思っています。
症状や結果だけ追わずに
なんでそうなったかの原因を探すのも大切だよというお話でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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