岡山・美作のかしざき整骨院・整体院 柏崎武紀です。
夏の甲子園地方大会がはじまりました。
今回は100回大会。みんな一段と気合が入っています。
僕のところにも何名かの高校球児が来てくれています。
先日、ある高校球児の試合前のコンディショニングをしていた時のこと
マメだらけの手に気づきました。
僕も小学校からの10年は野球漬けでしたから
マメの一つや二つ潰れた手を見たって驚きません。
しかし、彼の手は僕が見たことないくらいにマメだらけ。
しかもいい所にできている。
（諸説ありますができる場所によって「いいマメ」と「下手くそマメ」があるといわれています）
最後の夏に向けてものすごく努力しているのが手が語っています。
そんな彼が施術中にポツリとひとこと
『最近、ものすごく調子が悪いんっすよね…』
大会まであと2日しかありません。
この2日間で劇的に野球がうまくなったり、スランプを回避する方法を僕は知りません。
でもね、、
少しのきかっけでスランプを脱出することはよくあります。
僕自身もその経験はあります。
噛み合ってなかった歯車がちょっとしたことでパチンとハマるようなこと。
今の僕ができることは、その経験を話したうえで
体の持っている可能性を引き出すワークを教えて
変化をできることを感じてもらうことかと思いました。
ここで教えたのはメンタルワークに近いです。
『丹田意識』『インナーモード』などと呼んでいるものです。
『丹田』という解剖学的な部位はありません。
でも、東洋医学やスポーツ分野ではとても重要視されているものです。
興味のある方は是非ググってみてください。
おへそから指2-3本分下のあたり
お腹の深いところにあるイメージです。
シンプルにこの丹田を赤い球だとイメージして
呼吸に合わせて意識を向けるだけです。
彼には少し深く、詳しくこの丹田への意識の向け方のコツと
丹田はほかにあと2か所、全部で3か所あると考えているので
そこへのアプローチ方法も案内しました。
その丹田に意識をうまく向けることができると何が起こるかというと
抽象的な表現になりますが
軸が驚くほど整います
力が頑張っていないのに強くなります
足が地面と一体化したような感覚になります
その他にもいっぱい
めちゃ抽象的で胡散臭いでしょ？
でも、潜在能力引き出せます。確実に変わります。
彼も何が起こっているのかわからないけどコツをつかむのが早くて
体の機能や状態が確実上がっていることを体感できました。
この高校球児の彼の場合は
余計な力みが抜けた状態で
バッターボックスに立てるようにしてあげたい
それが狙いでした。
「肩の力を抜いて打って」
野球をしている人なら何度も言われたことがある言葉だと思います。
でも、この感覚は
10年野球をやっていてもよくわからなかった。
力抜いたらスイングがぶれる
しまいには「しっかりバット振れ！」って怒られちゃう。
僕が極端だったのかもしれませんが、こんな声は多数聞きます。
でもこの丹田意識ができると余計な力みは取れます。
ただキープし続けるのが難しい。
ちょっと意識を向けるというより
どんどん深めていく感覚で練習しないとすぐ意識抜けちゃいます。
彼は次の日この丹田意識を実践して試合に臨んだそうです。
そして試合の終わった夜に彼からもらったLINEには
こんなことが書かれていました。
＞ありがとうございます！
＞2安打かましました！
＞丹田したんで打てました
＞次に向けてまた頑張ります！
2番バッターの彼は2安打に犠打さらには盗塁も決める大活躍！
チームも2桁得点の大勝利で2回戦に駒を進めました。
野球は2日ではうまくはなれません。
でも彼の日々の努力は手のマメが教えてくれました。
少しのきかっけで、ずれてた歯車がパチンとハマったのだと思います。
次の試合は強敵ですがいい勢いがついています。
最近話題の世界3位を追い込む、61位のチームだってあります。
いい状態で送り出してあげる事が
今の僕がしてあげれる事。いっちょかましてやって欲しいと思います！
最後までお読みになっていただきありがとうございました。
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